大人も夢中になって読んでしまった・・『おとうさんおはなしして』
佐野洋子さんといえば『100万回生きたねこ』ですね。
子どものころ、『100万回生きたねこ』を読む前に
お話の内容を誰かから聞いてしまったため
あの有名な絵本をパラパラ読みしかしたことが無く・・。
死んでしまうと前もってわかっている話を読むのは
勇気がいります・・
(死なないけど窮地に陥る『こんとあき』や『ロボットカミィ』も
泣けてくるタイプです)
図書館で見つけた『おとうさんおはなしして』。
「お、佐野洋子さんだ」
「2冊置いてあるということは人気のある本なんやな」
という単純な理由で手に取りましたが大正解!
「おとうさんおはなしして」というルルくん。
おとうさんはルルくんを主人公にしたつくり話を始めるのですが
適当なようでちゃんとスジが通ってる奇想天外なストーリーが面白くて。
おとうさんはいくつかのつくり話をするのですが
私のなかで、一番目のつくり話で気になっていたことが
最後の最後で回収されていて「うわ~~」と鳥肌がたったりして。
息子がゲラゲラ笑っていたのは
ルルくんが自分を少しづつ料理して食べて
最後はガイコツになっておとうさんの好きな曲でカタカタ踊るお話。
絵本だけでなく児童書も読み始めないとな、というお年頃(小2)。
全ページ挿絵が無くても、ストーリーに魅力があれば飽きずに
読破できるんやな~。子どもって正直。